「奈落」

以前からお知らせしていました写真集「奈落」がついに発売間近となりました。きっかけは2020年2月に日本写真企画さんの月刊誌「フォトコン」にて連載中の「写真家の手相拝見します!」の取材時にて藤森編集長よりアートディレクターの三村漢さんをご紹介いただき、以降多くの皆様方のご縁、ご協力により今日に至ります。この場を借りて皆様方には厚くお礼申し上げます。

今回の写真集「奈落」は日常の中にある驚きや、ユーモア、奇跡、美しさなどを独自の視点で切り取り、モノクロ作品として仕上げたものです。セレクトや製作段階においても時折「これはどういう状況なの?」とか、笑いのツボにはまって進行が中断することもしばしばありましたが、そう言われると、確かに自分でもよくこんなモノ見つけたなとか、シャッター押したなと思う事がありました。

私は普段、手相家として鑑定したり、気功家として呼吸法の指導やエネルギーワークの指導をしておりますが、そこには共通して「感性の大切さ」というものが要求されます。理論や思考も大切なのですが、そこを超えたところにある感性・・・それが重要なのですね。

写真に於きましても私の場合、大切にしているのはその「感性」であり、体や気持ちが反応するもの、気功的に言いますと「思考停止状態」で見て、撮影していくのですが上手くそのゾーンに入って行くことが出来ますと、良いタイミングで被写体に出会えたり、アイデアなどが閃いたりします。

カバー下の表紙

そう言う意味で私にとっての写真というのは気の修練にもなっていまして、今日はどこに出かけるかで始まり、どのカメラを持ち、どの道を通り、どこまでそこで粘るか、などで日々精進させてもらってる事は大変幸せなことだと思っています。

そんなわけで今回の「奈落」はそう言う日々の積み重ねがまとまりを見せたものとして仕上がっておりますが、実はそこには「なるほどこういうテーマがあってこういう事をさせられてたのか!」と思うようなところも判明した所があり(それはここでは多くは触れませんが、個展会場にはステートメントとして記されています。)、なるほどカメラとの出会いもまだ日が浅い方ではありますが、それも必然だったのかなと思っています。

この先、まだどうなるかはわかりませんが、きっとまた素晴らしいご縁が繋がりを見せ、壮大なドラマになって行くことと信じて、またそれを楽しみに活動して行きたいと思います。 ご興味を持たれたかたは写真集をご覧いただいたり、こんな世の中の状況ではございますが個展会場にもぜひお越しくださいませ。 心よりお待ちしております。

写真集「奈落」(日本写真企画)64P 2200円(税込)2021年1月28日発売
個展 「奈落」 場所:Nine Gallery(ナインギャラリー/東京・外苑前)2021年1月26(火)~31(日)10:00~19:00(最終日は17:00)
※ 個展期間中は終日在廊予定です。

全国の書店、アマゾン日本写真企画のHPからも購入できます。当オフィスでお買い求めの方はサイン付でも販売可能です(お名前、郵送先、電話番号、写真集希望~冊、サインあり、無をご記入ください ※サイン希望の場合、宛名が必要の方はお知らせください。info@ucsc-ui.com迄 / 郵送費として別途370円かかります) 
また同時開催の個展会場でも発売いたします。会場にて写真集購入で、ご希望の方は簡易手相鑑定、健康チェックなども可能ですのでお気軽にお声掛けください。お待ちしています!

※ギャラリー内は感染予防対策はしっかり取らせていただいております。体調のすぐれない方はご無理をなさらないようにお願いいたします。